パーカー加工は、1948年(昭和23年)に表面処理加工専門企業として誕生し、 パーカーグループの主要企業に成長。以来、金属・非鉄金属の表面処理加工における高い技術力は、国内外のあらゆる業種の企業に採用され、社会に貢献しています。自動車、電車などの乗り物から、建物や橋梁、カーナビ、カメラ、家電まで。もの作りに欠かすことの出来ない技術であり、あなたが知らない間に、あなたの暮らしを支えています。では、どんなところでパーカー加工の技術が使われているか、ご紹介しましょう。
適切な潤滑性能による信頼性・長寿命化のために採用される各種部品が多くあります。トランスミッションベアリングの耐クリープ対策、エンジン内ピストンの高速潤滑対策、エアコン、コンプレッサー・クラッチ回りの部品の潤滑機能向上などに技術力が活かされています
鉄道の車両部品や軌道部品、駅のホームに使用される設備部材などの表面処理は、過酷な使用環境での腐蝕防止と耐電触性、その信頼性などが多く求められます。レールと枕木を固定するボルトや板ばねなどの締結部品に表面処理加工を施すことで高い精度の信頼性、耐久性を実現しています。
建設機械は、雨風にさらされる過酷な環境で使用されます。燃料タンク・油圧配管・バルブ・旋回歯車などの腐食防止や意匠性・安全性・信頼性・耐久性の向上に貢献しています。
モーターボートの船外機部品の表面処理加工にも携わっています。船外機のドッグクラッチのギヤは、歯面強度を維持させる必要があり、長寿命・信頼性の向上と高い腐蝕防止性能のためにパーカー加工の技術が導入されています。
過酷な環境で、確実に作動することが求められる航空宇宙のフィールド。人工衛星のハニカムパネルやロケットの分離機構部品の表面加工にもパーカー加工の技術は使用されています。腐食防止・信頼性と耐久性の向上、そのすべての側面から高い信頼をいただいています。
標識、ガードレール、防音壁パネルなどの表面加工を行っています。腐食を防止し、安全性を高めるだけではなく、最近ではデザイン性や視認性をアップさせるための意匠性も求められます。
ボルトやナットといった部品から、外壁建材、内装建材、さらには免震装置やエスカレーターまで、ありとあらゆるパートで、腐食を防止し、信頼性を高め、意匠性を発揮するための表面加工が実施されているのです。
みなさんがお住まいの住宅にも表面加工の技術は使用されています。階段の部材やガス栓、床暖房のバルブ、シャワーヘッドやレンジフードなど、適切な表面加工があるからこそ安心して使えるものがたくさんあります。
橋梁や鉄塔など、地域の観光名所やランドマークとなっているものにも、パーカー加工は深く関わっています。今度、そんな構築物に立ち寄った際には、足元のボルトひとつにほんの少しだけ思いを馳せてみてください。
スチル写真のカメラやビデオカメラにも表面加工は大きな役割を担っています。例えば、電磁波の防止、例えば、すべり防止…。表面加工は多くの人たちの毎日を豊かにしています。
表面加工は金属のあるところ、どこにでも必要とされています。コンビニの陳列段の滑り板、ラチェットやレンチなどの工具、釣り具のリールやモデルガンのような趣味用品、ピアノの部品や冷蔵庫エアコンの部品、火力発電の発電コイルや風力発電のベアリングにも導入されています。